メタマスク(MetaMask)ってよく聞くけど何かわからない…。
メタマスクはどうやって使うの?
初心者にもわかるようにメタマスクの特徴、使い方を教えてください!
このような悩みを抱えていませんか?
本記事の内容
- メタマスク(MetaMask)とは?
- メタマスク(MetaMask)の登録方法【ブラウザ版】
- メタマスク(MetaMask)の登録方法【アプリ版】
- メタマスク(MetaMask)の使い方【4STEP】
- メタマスク(MetaMask)と連携できるサービス
- メタマスク(MetaMask)のメリット5つ
- メタマスク(MetaMask)のデメリット3つ
メタマスク(MetaMask)とはイーサリアム系の仮想通貨ウォレットです。
仮想通貨の取引をしていると、メタマスクという名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、メタマスクの特徴や登録方法までは知らない方もいるはずです。
そこでこの記事では、メタマスクの基本的な特徴や登録方法・使い方まで解説していきます。
メタマスクでウォレットを作成するとNFTやブロックチェーンゲームを始められるようになるので、ぜひ最後までお読みください!
メタマスク(MetaMask)とは?

メタマスク(MetaMask)はイーサリアム系のトークンを保管する仮想通貨ウォレットです。
簡単に言うと「仮想通貨を入れるための財布」ですね。
メタマスク(MetaMask)の特徴は下記のとおり。
- Web版とアプリ版の2つがある
- 分散型取引所(DEX)やNFTゲームとの連携が可能
- イーサリアム(ETH)やイーサリアム基板上のNFTを保管・送受信できる
最近流行しているNFTアートやNFTゲーム、DeFiサービスではイーサリアムベースで運営されることが増えています。そのため、メタマスクを利用する機会が多いです。
メタマスクには、Google Chromeの拡張機能で利用できるWeb版とスマホアプリをインストールして利用するアプリ版の2タイプあります。場面によって気軽に使い分けが可能です。
海外プラットフォームのメタマスクですが、日本語にも対応しているので初心者でも問題なく利用できます。
メタマスク(MetaMask)の登録方法【ブラウザ版】

まずは、ブラウザ版メタマスク(MetaMask)の登録方法を解説していきます。
手順は下記のとおりです。
- 手順①:メタマスク(MetaMask)の公式サイトにアクセスする
- 手順②:メタマスク(MetaMask)をGoogle Chromeにインストールする
- 手順③:パスワードを設定してウォレットを作成する
- 手順④:シークレットリカバリーフレーズを確認する
それぞれ見ていきましょう。
手順①:メタマスク(MetaMask)の公式サイトにアクセスする

まずは、MetaMaskの公式サイトにアクセスします。(下記URLは安全です。)
>>https://metamask.io/
フィッシングサイトに誘導するニセモノのURLがあるので、必ず正しいURLからインストールしましょう。
(ニセのURLからインストールすると資産が盗まれてしまいます。)
手順②:MetaMask(メタマスク)をGoogle Chromeにインストールする
画面が開いたら、「Download now」をクリック

「Install MetaMask for Chrome」をクリック

「Chromeに追加」をクリック

「拡張機能を追加」をクリック

これでMetaMaskのインストールが完了です。
すぐに使えるようにピン留めしておくことをおすすめします。

手順③:パスワードを設定してウォレットを作成する
続いて、ウォレットを作成していきます。
「開始」をクリック

右側の「ウォレットの作成」をクリック

「同意します」をクリック

次に、任意のパスワードを入力し利用規約にチェックを入れて「作成」をクリック

これでウォレットの作成が完了です。
手順④:シークレットリカバリーフレーズを確認する
最後にシークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)を確認しましょう。
※シードフレーズの管理に注意しましょう。
シードフレーズはかんたんにいうと「ウォレットの鍵」です。
流出すると資産が盗まれてしまいます。なので絶対に他人に教えてはいけません。
公式サポートのふりをしてシードフレーズを聞き出そうとする詐欺行為も報告されているので、注意しましょう。
シードフレーズを聞いてきた場合は100%詐欺です。
シードフレーズの確認方法は下記のとおりです。
「次へ」をクリック

「秘密の言葉を表示するには、ここをクリックします」をクリックし、表示された英単語をメモしましょう。
シードフレーズをメモしたら「次へ」をクリック

続いて、先ほどメモしたシードフレーズどおりに単語を選択していきます。
入力したら「確認」をクリック

これでシードフレーズの確認が完了です。
「すべて完了」をクリックします。

シードフレーズのメモは誰にも見られないところに保管しておきましょう。
以上でブラウザ版のメタマスクの登録が完了しました。
メタマスク(MetaMask)の登録方法【アプリ版】

続いて、アプリ版のメタマスク(MetaMask)の登録方法を解説していきます。
手順は下記のとおりです。
- 手順①:メタマスク(MetaMask)のアプリをインストールする
- 手順②:パスワードを設定してウォレットを作成する
- 手順③:シークレットリカバリーフレーズを確認する
1つずつ確認していきましょう。
手順①:メタマスク(MetaMask)のアプリをインストールする
まずはメタマスクのアプリをインストールします。
iOSユーザーの場合はApp Store、Androidユーザーの場合はGoogle Playで「MetaMask」と検索してアプリをインストールしていきましょう。

アプリのインストールが完了したらMetaMaskを起動します。
手順②:パスワードを設定してウォレットを作成する
続いて、パスワードの設定をします。
MetaMaskのアプリを起動すると下記の画面が表示されるので「開始」をタップ

「新しいウォレットの作成」をタップ

プライバシーポリシーを確認し、内容に問題がなければ「同意する」をタップ

任意のパスワードを入力します。
「MetaMaskではこのパスワードを復元できないことを理解しています。」にチェック
「パスワードの作成」をタップ

これで、パスワード設定とウォレットの作成が完了しました。
手順③:シークレットリカバリーフレーズを確認する
最後にシークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)を確認しましょう。
繰り返しですが、シークレットリカバリーフレーズは絶対に他人に教えてはいけません。
金庫の鍵と同じ役割なので、盗まれたり流出したりすると資産を盗まれます。管理には細心の注意を払ってください。
管理方法については、シークレットリカバリーフレーズの解説動画を参考にするのをおすすめします。

動画を見終わったら「開始」をタップ

すると下記の画面になります。
「表示」をタップすると12個の英単語が表示されるので、メモをします。
「紙にメモ」「スクリーンショットを撮って印刷」するなどして大切に保管しましょう。
メモが完了したら「続行」をタップ

先ほどメモしたシークレットリカバリーフレーズを順番にタップして並べていきます。
すべてタップしたら「バックアップの完了」をタップ

下記の画面が表示されたらシークレットリカバリーフレーズの確認は完了です。

以上でアプリ版のメタマスクの登録が完了しました。
メタマスク(MetaMask)の使い方【4STEP】

メタマスクの使い方は主に下記のとおりです。
- STEP1:国内取引所で口座開設する
- STEP2:国内取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
- STEP3:メタマスク(MetaMask)にETHを送金する
- STEP4:各種サービスを利用する
1つずつ見ていきましょう。
STEP1:国内取引所で口座開設する
まずは国内の仮想通貨取引所で口座開設をしましょう。
おすすめの国内取引所はGMOコインです。
理由は下記のとおり。
- 仮想通貨を無料で送金できる
- ETHを取引所で購入できる
それぞれ解説していきます。
無料で送金できる
GMOコインでは送金手数料が無料です。
OpenSeaでNFTを購入するには、MetaMask(メタマスク)にETHを送金する必要があります。
送金手数料は2000〜3000円ほどが相場です。
送金手数料はこれから何度も取引する可能性を考えると、かなりもったいないですね。
2000円から買えるNFTもたくさんあるため、送金手数料が無料のGMOコインをおすすめします。
とはいえ、「その他の手数料が高いんじゃないの?」と思うかもしれません。
ですが、下記のようにGMOコインはその他手数料も格安です。
- 入出金手数料:無料
- 取引手数料:0.05%
そのためGMOコインでは、かなりお得に取引できます。
ETHを取引所で購入できる
ETHを購入する場所は2つあり、下記のとおりです。
- 販売所:スプレッド(手数料)3〜5% / 取引相手は仮想通貨取引所
- 取引所:取引手数料0.05% / 取引相手はその他ユーザー
上記のような違いがあります。
手数料が大きく違うため、基本的には「取引所」でコインの売買をするのがおすすめです。
初心者でも問題なく利用できるので、GMOコインでサクッと口座開設していきましょう。
>>無料でGMOコインの口座開設をする
STEP2:国内取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
GMOコインで口座開設できたら、イーサリアム(ETH)を購入していきましょう。
手順は下記のとおりです。
- ①:日本円を入金する
- ②:イーサリアム(ETH)を購入する
それぞれ見ていきましょう。
①:日本円を入金する
GMOコインの公式サイトにアクセスします。
>>GMOコイン公式サイト
「日本円を入金」をクリック

お使いの金融機関を選択しましょう。
「GMOあおぞらネット銀行」「楽天銀行」「住信SBIネット銀行」「PayPay銀行」以外から入金する場合は、「即時入金」ではなく、「振込入金」を使うのがおすすめです。「即時入金」だと、7日間の資金移動制限がかかってしまいます。

入金額を入力して、「入金開始」をクリック

各金融期間のウェブサイトに遷移するので、そこで入金手続きを進めましょう。
振込が完了すると「日本円入金のお知らせ」のメールが届きます。

GMOコインのトップページの「取引余力」に入金金額が表示されていればOK。
(0円の場合は更新ボタンを押すと表示されます。)

これで日本円の入金は完了です。
②:イーサリアム(ETH)を購入する
入金が完了したら、イーサリアム(ETH)を購入していきましょう。
ETHは「取引所」と「販売所」のどちらからでも購入できます。
「取引所」の方が手数料が安いので、「取引所」で解説していきますね。
GMOコインホーム画面の「現物取引」をクリック

- 「イーサリアム」を選択
- 「成行」をクリック
- 「買」をクリック
- 「取引数量」を入力
- 「確認画面へ」をクリック

内容を確認して「確定」をクリックしましょう。

これでイーサリアム(ETH)の購入が完了です。
注文約定のお知らせメールが届いているので、確認しておきましょう。
STEP3:メタマスク(MetaMask)にETHを送金する
続いて、イーサリアム(ETH)を購入できたら、メタマスク(MetaMask)へ送金していきます。
GMOコインは送金手数料が無料ですが、下記のルールがあります。
- 最低出金額0.1ETH〜
- それ以下の数量を送金する場合は、全額送金ならOK
つまり、1度にすべて送金するなら、少ない額でも送金可能です。
実際の送金手順は下記のとおりです。
- ①:メタマスク(MetaMask)の送金アドレスをコピーする
- ②:GMOコインでアドレスを登録する
- ③:送金数量を入力して送金する
1つずつ解説していきます。
①:メタマスク(MetaMask)の送金アドレスをコピーする
MetaMaskを起動して、アドレスをコピーしましょう。
イーサリアムメインネットワークになっているか確認します。
別のネットワークの場合は、下矢印をクリックしてイーサリアムメインネットワークを選択してください。
ウォレットアドレスをクリックしてコピーします。

②:GMOコインでアドレスを登録する
続いてGMOコインの公式サイトを開きます。
トップページ左側の入出金の「暗号資産」→「イーサリアム」をクリック

「送付」→「新しい宛先を追加する」をクリック

「GMOコイン以外」をクリック

「プライベートウォレット」をクリック

「ご本人さま」をクリック

内容を確認して「宛先情報の登録画面へ」をクリック

- 宛先名称「メタマスク」などわかりやすい任意の名前を入力
- 「イーサリアムアドレス」に先ほどコピーしたMetaMaskのアドレスを貼り付ける
- 個人情報等を入力して「確認画面へ」をクリック

内容を確認してチェックを入れて「登録する」をクリック
するとメールが送信されます。
GMOコインから届いたメールを開き、URLをクリック

内容を確認して「認証を完了する」をクリック
これでウォレットアドレスの登録は完了です。
③:送金数量を入力して送金する
登録したMetaMaskのアドレス宛にETHを送金していきましょう。
「送付」のところに先ほど登録したアドレスが表示されているので、クリックします。

内容を確認してチェックを入れて「次へ」をクリック

送金数量を入力します。
下記を目安に数量を入力しましょう。
- 0.1ETH以上なら好きな数量
- 0.1ETH以下なら全額

- 「SMSで2段階認証コードを受け取る」をクリック
- スマホのSMSに届いたコードを入力してチェックを入れます。
- 「確認画面へ」をクリック

内容を確認してチェックをいれて「実行」をクリック
これでETHの送金が完了です。
送金できたかMetaMaskで確認しておきましょう。
反映されるのに数分かかります。
STEP4:各種サービスを利用する
メタマスクにイーサリアムを送金できたら各種サービスを利用してみましょう。
今回は、初心者でも簡単に操作できるNFTマーケットプレイス「OpenSea」で連携してみます。
連携する手順は下記のとおりです。
- ①:OpenSeaの公式サイトにアクセスする
- ②:MetaMask(メタマスク)を接続する
- ③:プロフィールとメールアドレスの設定をする
- ④:OpenSeaから送られてくるメールを確認する
それぞれ見ていきましょう。
①:OpenSeaの公式サイトにアクセスする

まずは、OpenSeaの公式サイトにアクセスしましょう。(下記URLは安全です)
>>https://opensea.io/
トップページ右上の人形アイコンをクリックします。

すると下記の画面になります。

②:MetaMask(メタマスク)を接続する
「MetaMask」を選択します

すると、メタマスク(MetaMask)が起動します。
パスワードを入力して、「ロック解除」をクリック

自分のウォレットかどうか確認して「接続」をクリック→「署名」をクリック

すると、OpenSeaのアカウントページが開きます。

これでMetaMaskの接続はOKです。
③:プロフィールとメールアドレスの設定をする
右上の初期画像をクリックして「Settings」をクリック

プロフィール画面が開きます。
続いて、必要情報を入力していきましょう。

- Username:任意のユーザーネーム
- Bio:自己紹介文
- Email Address:メールアドレス
- Links:Twitter・Instagram:ウェブサイトの紐付けが可能です。
「Username」と「Email Address」は入力必須です。
プロフィールやバナー画像の設定もできるので、任意で設定しましょう。
Wallet AddressはそのままでOKです。
すべて入力できたら「Save」をクリック
これでプロフィールとメールアドレスの設定が完了です。
④:OpenSeaから送られてくるメールを確認する
OpenSeaから入力したメールアドレス宛にメールが届きます。
「VERIFY MY EMAIL」をクリックしましょう。

これでOpenSeaでアカウント登録が完了しました。
設定が反映されているか、自分のトップページで確認してみてくださいね。
補足:メタマスク(MetaMask)でEthereumチェーン以外のネットワークを追加する方法
メタマスクはイーサリアム以外にもさまざまなチェーンに対応しています。
ここではBSCチェーンを例に、ネットワークの追加方法を解説していきます。
BSCとは、世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が提供するブロックチェーンです。
BSCに接続するとDeFiサービスの「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」や「Venus(ヴィーナス)」などのプロジェクトを利用できます。
手順は下記のとおりです。
メタマスクにログインして右上のアイコン→「設定」をクリック

画面左のメニューから「ネットワーク」をクリック
画面右上の「ネットワークを追加」をクリック

すると下記の画面が表示されるので、赤枠の部分を入力していきます。

下記を参考に入力してください
- ネットワーク名:Smart Chain
- 新しいRPC URL:https://bsc-dataseed.binance.org/
- チェーンID:56
- シンボル:BNB
- ブロックエクスプローラー:https://bscscan.com
入力できたら「保存」をクリック

すると、「イーサリアムメインネット」から「Smart Chain」に変更されます。
中央の通貨がBNBに変わっていたらOKです。

これでBSCのネットワーク設定が完了しました。
「イーサリアムメインネット」に戻したい場合は右上の「Smart Chain」をクリックすればOKです。

メタマスク(MetaMask)と連携できるサービス

ここでは、メタマスクと連携できるサービスを3つ解説します。
結論は下記のとおりです。
- OpenSea(オープンシー)
- PancakeSwap(パンケーキスワップ)
- CryptoSpells(クリプトスペルズ)
1つずつ見ていきましょう。
OpenSea(オープンシー)

OpenSeaは、世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。
2017年にローンチされ、現在では月間20万人を超えるアクティブユーザーを抱えています。
2022年1月には、1日あたりの過去最大の取引高となる2億6100万ドルを記録しました。
OpenSeaは、世界で最も盛り上がっているNFTマーケットプレイスといっても過言ではありません。
🐳4月Openseaの取引量🐳
— 全力まん(NFT)🧬Zenryoku-man (@zenryoku_eth) May 1, 2022
4月取引量は3月に比べて1.4倍となり2月と同水準となりました(1枚目)が、2月よりもActive User数は伸びていません(2枚目)。5月でUserが増えなければ体力も無くなりこの成長を維持する事は難しい気がします。Polygonは減少傾向が続いており(3枚目)SOL参入によるものと思われます pic.twitter.com/jLpkxXjylO
主な特徴は下記のとおりです。
- 利用者が多く初心者でも安心できる
- ロイヤリティや販売方法を設定できる
- さまざまなブロックチェーンに対応している
OpenSeaは利用者が多いため、初心者でも使いやすいのもメリットです。
また、イーサリアム・ポリゴン・ソラナなど複数のブロックチェーンに対応しています。
OpenSeaでNFTを購入するにはメタマスクが必要です。
下記の記事でOpenSeaでNFTを購入する方法をまとめているので、参考にしてみてください。
>>OpenSeaを使ったNFTの購入方法を解説!初心者でもわかる6つの流れ
PancakeSwap(パンケーキスワップ)

PancakeSwap(パンケーキスワップ)はバイナンススマートチェーン(BSC)上で運営される分散型取引所(DEX)の1つです。
仮想通貨取引所(CEX)とは違い、DEXでは中央の管理者が存在しません。
そのため、ブロックチェーンのスマートコントラクト機能で取引が行われます。
PancakeSwapの特徴は下記のとおりです。
- 運用利回りが他のDEXより高い
- ステーキングでガバナンストークンの「CAKE」
- BSCを採用しているため手数料が安い
PancakeSwapはメタマスクを接続して利用できるので、興味のある方はぜひ少額から始めてみてください。
CryptoSpells(クリプトスペルズ)

CryptoSpellsは、Crypto Games株式会社が2019年6月に発表した日本初のNFTカードゲームです。
国産のNFTゲームなので、日本語に対応しています。
ブロックチェーンを利用しているため、ゲーム内のカードやアイテムはすべてNFTコンテンツです。
そのため、自分の資産としてNFTを保有したり、NFTマーケットで売買したりできます。
たとえゲームがサービス終了したとしても、レアカードなどのコレクションをNFTコンテンツとして残すことも可能です。従来のカードゲームにはなかったシステムですね。
CryptoSpellsのNFTカードを売買できるマーケットは主に下記のとおりです。
- Coincheck NFT
- OpenSea(オープンシー)
- miime(ミーム)
- nanakusa(ナナクサ)
- Rarible(ラリブル)
CryptoSpellsは無課金でも遊べるので、試しに始めてみるのもおすすめですね。
メタマスク(MetaMask)のメリット5つ

メタマスクのメリットは下記の5つです。
- ①:さまざまなブロックチェーンに接続できる
- ②:複数のウォレットを簡単に作成できる
- ③:ガス代を調整できる
- ④:メタマスク上でトークンのスワップができる
- ⑤:ブロックチェーンを利用するプラットフォームに接続できる
1つずつ解説していきます。
①:さまざまなブロックチェーンに接続できる
メタマスクはさまざまなブロックチェーンに対応しています。
メタマスクから接続できる主要なチェーンは下記のとおりです。
- Ethereumチェーン
- BSCチェーン
- Polygonチェーン
- Avalancheチェーン
- Fantom(FTM)チェーン
- Harmonyチェーン
メジャーなブロックチェーンに幅広く対応しているため、メタマスクをもっていれば多くのサービスで利用できるといえますね。
②:複数のウォレットを簡単に作成できる
メタマスクは複数のウォレットを作成できます。
アカウントの切り替えも簡単にできるため、用途ごとに使い分けが可能です。
保有するトークンをアドレスごと分けるとさらに使いやすくなりますね。
複数ウォレットを作成するメリット
複数のウォレットを作成することで、ハッキングのリスクを抑えられます。
メタマスクは「ホットウォレット」と呼ばれており、安全性は高くありません。
その反対に「コールドウォレット」があり、それぞれの違いは下記のとおりです。
ホットウォレット
- オンラインで管理
- 利便性が高いがセキュリティが弱い
コールドウォレット
- オフラインで管理
- 利便性が低いがセキュリティが高い
つまり、メタマスクはオンラインで通貨を管理しているためハッキングのリスクがあります。
そのため、複数のメタマスクに資産を分散して管理しておくのがおすすめです。
③:ガス代を調整できる
イーサリアム系のトークンを取引するとガス代(手数料)がかかります。
ガス代はネットワークの混雑具合で常に変動しており一定ではありません。
取引したいときにガス代が高騰しているなんてこともあります。
そこでメタマスクで送金速度を調整すると、ガス代を抑えることも可能です。
- 送金速度を下げる(遅らせる):ガス代安い
- 送金速度を上げる(速める):ガス代高い
ETH GAS STATIONで現在のガス代を確認できるので参考にしてみてください。

④:メタマスク上でトークンのスワップができる
メタマスクにはトークンをスワップする機能があります。
スワップとは、仮想通貨がメインネットに移行する際にトークンを交換することです。
トークンのスワップは、Uniswap(ユニスワップ)やPancakeSwap(パンケーキスワップ)を利用するのが一般的ですが、メタマスクでも可能になりました。
やり方としてはメタマスクにログインし、中央にある「スワップ」をクリックすればOKです。

スワップ元とスワップ先の通貨を設定するとスワップが完了します。

スワップにはガス代がかかる
メタマスク内のスワップは便利な機能ですが、ガス代がかかるので注意です。
イーサリアムのガス代は高いと数千円〜数万円になるので、スワップ前にガス代を確認しておきましょう。
⑤:ブロックチェーンを利用するプラットフォームに接続できる
メタマスクは、ブロックチェーンを利用するさまざまなサービスやプラットフォームに接続できます。
主に下記のとおりです。
- 分散型取引所(DEX)
- NFTマーケットプレイス
- ブロックチェーンゲーム
- dApps(分散型アプリケーション)
上記のようなサービスでは会員登録する必要はありません。
ウォレットを接続するだけで利用可能です。
なのでメタマスクに登録しておけば、さまざまなブロックチェーンサービスを快適に利用できますね。
メタマスク(MetaMask)のデメリット3つ

メリットのデメリットは下記の3つです。
- ①:セキュリティ面に不安がある
- ②:対応しているブラウザが少ない
- ③:互換性のあるブロックチェーンが限られる
1つずつ見ていきましょう。
①:セキュリティ面に不安がある
先ほど解説したとおり、メタマスクはホットウォレットのためハッキングリスクがあります。
コールドウォレットとの比較を簡単にまとめると下記のとおりです。
ホットウォレット | コールドウォレット | |
安全性 | 低い | 高い |
利便性 | 高い | 低い |
イメージ | 財布 | 銀行預金 |
具体例 | メタマスク、取引所のウォレット | Ledger Nano(ハードウェアウォレット) |
ホットウォレットは仮想通貨をオンラインで管理しているため、ネットワーク環境があればどこでも利用可能です。
しかし、ネットワーク上でハッキングされ資産が盗難されるリスクもあります。
EasyFiのハッキング事件
実際にメタマスクがハッキングされ、仮想通貨が盗まれる事件が発生しています。
2021年4月に、DeFiプロジェクト「EasyFi」のウォレットから約80億円の仮想通貨が盗まれました。
1/3 On Monday, 19th April 2021 our team members reported the transfer of a large amount of EASY and protocol funds from designated contracts & wallets. initial investigation revealed the possibility of compromise of mnemonic phrase.
— Ankitt Gaur (@AnkittGaur) April 19, 2021
EasyFiのCEO兼創設者のAnkitt Gaur氏は「ニーモニックフレーズの侵害が明らかになった」とツイートしています。
この事件によって、メタマスクが100%安全とは言えないことが明らかになりました。
ハッキング対策としては、下記に取り組むのがおすすめです。
- 秘密鍵を聞かれても絶対に教えない
- パスワード・秘密鍵をオフライン上で管理する
- 他サービスとメタマスクを連携するときは十分に確認する
- メタマスクのウォレットを複数用意して資産を分散管理する
🔰NFT講座🔰
— おもち💎omochi.eth (@omochibigaku) June 1, 2022
いますぐできるハッキング対策をご紹介‼️メタマスクは
✅普段づかい用
👉外部サイトに接続する
✅保管用
👉大切なNFTを保管する
用途別に使いわけるのがおすすめ‼️詐欺サイトに接続して #CNP が盗まれた報告あり。自分の身は自分で守ろう🙌
🔽解説記事はこちらhttps://t.co/ElmuXJItIs pic.twitter.com/jtsblLdI0U
ハッキングリスクがあると認識した上でメタマスクを正しく利用していきましょう。
②:対応しているブラウザが少ない

現在対応が確認されているブラウザは下記のとおりです。
- GoogleChrome
- FireFox
- Microsoft Edge
- Brave
Web版のメタマスクを利用するには上記のブラウザが必要です。
しかしメタマスクは利用者が多いため、今後は対応するブラウザも増えていく可能性もあります。
将来的なアップデートを期待しましょう。
③:互換性のあるブロックチェーンが限られる
メタマスクはイーサリアム系以外のブロックチェーンとの互換性がありません。
仮想通貨で最も流通量の多いビットコインのブロックチェーンや、ガス代の安さで定評のあるSolanaチェーンには対応していない状態です。
最近だとイーサリアムに対抗するために、Solanaチェーンを利用したdAppsやブロックチェーンゲームなどが増えています。
デスクトップ版Braveの新バージョンが公開されました🥳Brave WalletがついにSolanaに対応です💖 NFT MarketplaceのMagic Edenとのパートナーシップなども発表されています✨詳細につきましては日本語のBlogで追ってお伝えいたします。 pic.twitter.com/IMAVVkJU0B
— Brave Software: Japan (日本語) (@BraveSoftwareJP) May 24, 2022
OpenSeaはついにSolanaのNFTに対応
— miin l NFT情報コレクター (@NftPinuts) April 6, 2022
⚡SOL建ての入札とオークション導入
⚡SOLANAのNFTも取引可能に
Piggy Sol Gang、SolGods、DegenApeAcademyはじめSOLの人気コレクションが使用可能に、総数865,868点がリストhttps://t.co/MoPiHL2dT1 pic.twitter.com/zInEm5voNU
メタマスクだと利用できないサービスもあるので注意しましょう。
まとめ:メタマスク(MetaMask)の特徴と登録方法

今回は、イーサリアム系ウォレットのメタマスク(MetaMask)について解説しました。
本記事の要点は下記のとおりです。
メタマスクの特徴
- メタマスク(MetaMask)とはイーサリアム系の仮想通貨ウォレット
- Web版とアプリ版の2つある
- 分散型取引所(DEX)やNFTゲームとの連携が可能
- イーサリアム(ETH)やイーサリアム基板上のNFTを保管・送受信できる
メタマスクのメリット5つ
- ①:さまざまなブロックチェーンに接続できる
- ②:複数のウォレットを簡単に作成できる
- ③:ガス代の調整ができる
- ④:メタマスク上でトークンのスワップができる
- ⑤:ブロックチェーンを利用するプラットフォームに接続できる
メタマスクのデメリット3つ
- ①:セキュリティ面に不安がある
- ②:対応しているブラウザが少ない
- ③:互換性のあるブロックチェーンが限られる
メタマスクはイーサリアム系のサービスを利用する上で欠かせません。
今後も対応チェーンは増えていくと予想されるので、ぜひ本記事を参考にメタマスクを登録してみてください。
また、NFTの購入にもメタマスクが必要です。
NFTの購入方法については下記の記事で詳しくまとめていますので、参考にどうぞ。
>>OpenSeaを使ったNFTの購入方法を解説!初心者でもわかる6つの流れ
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