NFTの転売で稼げるの?リスクはないのかな。
NFT転売の仕組みが知りたいな…。
NFT転売の基本的な稼ぎ方をわかりやすく教えてほしい。
NFTプロジェクトは価格変動の激しいものが多いです。数日もすれば、以前とはまったく違う価格帯になっていることも少なくありません。そのため、NFTの転売では大きな利益を得ることも可能です。
とはいえ、NFTの転売と聞くとむずかしく聞こえるため、ちゃんと稼げるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、NFT転売の仕組みと基本的な稼ぎ方を解説していきます。NFT転売に挑戦して稼いでいきたい方はぜひ最後までお読みください。
NFT転売を始めるには、仮想通貨イーサリアムが必要
NFTの転売には、仮想通貨イーサリアム(ETH)が必要です。記事を読み進める前に、仮想通貨取引所でETHを購入しておきましょう!
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本記事の内容
- 【結論】NFTの転売は儲かる【3つの理由を解説】
- NFT転売の始め方【5つの手順】
- NFT転売で稼ぐためのコツ3
- NFT転売のリスク3つ
【結論】NFTの転売は儲かる【3つの理由を解説】

NFTの転売で本当に稼げるの?と疑問に思っている方も多いでしょう。
結論から言うと、NFT転売で稼ぐことは可能です。
理由は主に以下の3つです。
- 理由①:NFTの市場が拡大している
- 理由②:NFT作品は価格が上がりやすい
- 理由③:かんたんに転売できる
1つずつ順番に見ていきましょう。
理由①:NFTの市場が拡大している
1つ目の理由は、NFTの市場が急速に拡大していることが挙げられます。
近年では、NFTやメタバース領域が注目され始め、市場にさまざまな企業が参入を表明しています。
例えば、以下のとおりです。
企業の参入によってNFTの認知度が上がり、NFTの価格は上がりやすくなるでしょう。
世界最大のNFTマーケットプレイスOpenSeaでは、月間20万人を超えるアクティブユーザーを抱えています。2022年1月には、1日あたりの過去最大の取引高となる2億6100万ドルを記録しました。(出典:coindesk JAPAN)
今後もNFT市場は発展していくと予想されます。
理由②:NFT作品は価格が上がりやすい
NFT作品の価格は上がりやすいことも、NFT転売で稼げる理由の1つです。
例えば、日本発のNFTプロジェクト「Crypto Ninja Partners(CNP)」は大きく価格を伸ばしました。
- 0.001ETHでリリース(2022年5月15日)
- フロア価格が0.95ETH突破(2022年9月18日)

およそ4ヶ月ほどで950倍を達成しています。CNPを複数購入していれば大きく資産を増やせていたでしょう。
なお、CNPの特徴や買い方については「CNPのNFTの購入方法を解説!初心者でもわかりやすく6つの流れで」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
理由③:かんたんに転売できる
3つ目の理由は、NFT作品を誰でもかんたんに転売できることが挙げられます。
購入したNFT作品を転売する手順は以下のとおりです。
- 販売形式を選択する
- 価格を設定する
- 販売期間を設定する
上記3つで完了します。大きく稼げる可能性があるので、ぜひNFT作品の転売に挑戦してみましょう。
なお、NFT転売では手数料が発生します。
- サービス手数料(OpenSeaの収入)
- クリエイター手数料(コレクション運営者の収入)
手数料を抜かれた分が利益となるので注意しましょう。
NFT転売の始め方【5つの手順】

ここから実際にNFT転売を始める方法を解説していきます。
手順は以下の5つです。
- 手順①:コインチェックでイーサリアムを購入する
- 手順②:メタマスクにイーサリアムを送金する
- 手順③:OpenSeaでアカウントを登録する
- 手順④:NFTを購入する
- 手順⑤:NFTを売却する
1つずつ詳しく見ていきましょう。
前提として、NFTの転売は必ず稼げるわけではありません。
価格が下がりきったまま、復活が難しいとされているプロジェクトも数多く存在します。どんなプロジェクトでも、そのような状況になる可能性があるので注意が必要です。
投資と同様に、NFT転売は自己責任で行いましょう。
手順①:コインチェックでイーサリアムを購入する
まずは、NFTの購入に必要なイーサリアム(ETH)を入手しましょう。
手順は以下のとおりです。
- ①:コインチェックで口座開設する
- ②:コインチェックに日本円を入金する
- ③:コインチェックでイーサリアム(ETH)を購入する
口座開設は「完全無料+最短5分」で完了するので、以下のリンクからサクッと済ませておきましょう。
>>コインチェックで無料口座開設をする
なお、口座開設から実際にイーサリアムを購入するまでの流れを「【初心者向け】コインチェック開設方法と基本的な使い方を解説!」の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
手順②:メタマスクにイーサリアムを送金する
続いて、購入したイーサリアムをメタマスクに送金していきましょう。
手順は以下のとおりです。
- ①:メタマスクのウォレットを作成する
- ②:メタマスクのアドレスをコピーする
- ③:コインチェックにアドレスを貼り付けてETHを送金する
①:メタマスクのウォレット作成は「メタマスクとは?メタマスクの登録から使い方をわかりやすく解説!」の記事で詳しくまとめています。
②・③の手順については「【初心者向け】コインチェック開設方法と基本的な使い方を解説!」の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
手順③:OpenSeaでアカウントを登録する
続いて、OpenSeaでアカウントを登録します。
手順は以下のとおりです。
- ①:OpenSeaの公式サイトにアクセスする
- ②:OpenSeaでMetaMaskを接続する
- ③:プロフィールとメールアドレスの設定をする
- ④:OpenSeaから送られてくるメールを確認する
具体的な手順については「OpenSeaを使ったNFTの購入方法を解説!初心者でもわかる6つの流れ」でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
手順④:NFTを購入する
いよいよNFTを購入していきましょう。
手順は以下のとおりです。
OpenSeaの公式サイトを開きます。
>>https://opensea.io/
画面右上の人型マークをクリック

「MetaMask」を選択

パスワードを入力して「ロック解除」をクリック

プロフィールページが開いたら、検索窓でコレクション名を入力します。

例として「Neo Samurai Monkeys」を入力
すると、NFTアートが並びます。

イーサリアムの色で購入方法が変わるので注意しましょう。
- 黒:固定価格で購入する
- 赤:オファー・オークションでの取引
- 紫:PolygonETHでの取引
1番簡単な黒イーサでのやり方を解説していきます。
欲しいNFTを探してクリックしましょう。
詳細画面を開いて「Buy now」をクリック

「Checkout」をクリック

MetaMaskが起動するので、NFTを購入にかかるガス代を確認して「確認」をクリック

「Your purchase is processed!」と表示されたら購入手続きの処理完了です。
購入が完了したら、OpenSeaから「Your successfully bought〜」メールが届くので確認しておきましょう。

手順⑤:NFTを売却する
価格が上がったら、NFTを出品して売却しましょう。
まずは、購入したNFTのページを開きます。
「Sell」をクリック

続いて、出品方法を選択します。
- Fixed Price:固定価格で出品
- Timed Auction:オークション形式で出品
初心者の方はシンプルな固定価格出品がおすすめです。
「Fixed Price」をクリック

続いて、Price(出品価格)を入力します。
コレクションのフロア価格を確認して、設定するとよいでしょう。フロアで一番安い価格であれば売れやすいです。
ここでは「0.2ETH」と入力してみます。

最後にDuration(出品期間)を設定します。
- 1 Day(1日)
- 3 Days(3日)
- 7 Days(7日)
- 1 month(1ヶ月)
- 3 months(3ヶ月)
- 6 months(6ヶ月)

続いて、Feesを確認します。このNFTでは
- Service Fee:2.5%
- Creator Fee:10%
なので、出品価格から12.5%引かれた価格が利益として残ります。
例えば今回の場合は、0.2ETHから12.5%を引いて0.175ETHが利益です。
最後に「Complete listing」をクリック

すると、メタマスクが起動するので、内容を確認して「確認」をクリック
これでNFTの出品が完了です。
あとは、作品が売れるまで待ちましょう。
NFT転売で稼ぐためのコツ3つ

NFT転売の始め方を理解できたところで、上手く稼ぐためのコツを確認していきましょう。
ポイントは以下の3つです。
- 稼ぐコツ①:人気のNFTプロジェクトを購入する
- 稼ぐコツ②:ホワイトリストでNFTを購入する
- 稼ぐコツ③:インフルエンサーや有名人の動向をチェックする
1つずつ順番に確認していきます。
稼ぐコツ①:人気のNFTプロジェクトを購入する
人気のNFTプロジェクトを購入すれば、転売で稼ぎやすくなります。
- 需要が高い
- 売買がさかんに行われている
上記のようなプロジェクトは価格が上がりやすい傾向にあります。
人気のある日本発プロジェクトの例は以下のとおりです。
- Crypto Ninja Partners(CNP)
- Neo Tokyo Punks(NTP)
- edo2022
- MEGAMI(メガミ)
- MetaSamurai(メタサムライ)
Crypto Ninja Partners(CNP)

Neo Tokyo Punks(NTP)

edo2022

MEGAMI

MetaSamurai

上記以外にも熱狂的なコアファンのいるプロジェクトもあるので、ぜひお気に入りの作品を探してみましょう。
稼ぐコツ②:ホワイトリストでNFTを購入する
ホワイトリストを取得すれば、NFTを最安値で購入できます。
ホワイトリストとは、NFTの優先購入券のこと。所持していれば「安く・優先的」にNFTを購入できます。
ホワイトリストを獲得する方法は以下のとおりです。
- 指定されたトークンを保有する
- DAOで活動してコミュニティに貢献する
- Giveaway企画に参加する
ホワイトリストの内容や獲得条件はプロジェクトごとに異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
稼ぐコツ③:インフルエンサーや有名人の動向をチェックする
インフルエンサーや有名人の動向をチェックするのも、NFT転売で稼ぐコツです。なぜなら、NFT価格はビッグネームの影響を受けやすいからです。
例えば、西野亮廣氏(キングコング)や鴨頭嘉人氏がNFTに本格参入すると、日本のNFTプロジェクトの価格は高騰しました。市場が盛り上がり、新規参入者が増加したのが理由です。
また、有名人がプロフィール画像に設定することで大きな話題を呼んだ例もあります。
山田孝之氏や赤西仁氏が日本発NFTの「META SAMURAI(メタサムライ)」をプロフィールアイコンに設定し、フロア価格が上昇しました。
芸能界にもNFTの波が!
— けんB|メルカリ古着屋さん (@fukugyoufurugi) September 2, 2022
赤西仁さん
山田孝之さんが
アイコンをメタサムライというNFTにしてますね! pic.twitter.com/Ebytrv97Yc
そのため、インフルエンサーや有名人の動向をチェックしておけば、転売益を得られる可能性が高まるでしょう。とはいえ、必ず価格が高騰するというわけではないため注意が必要です。
なお、META SAMURAIの詳細については「メタサムライのNFTの購入方法を解説!初心者でもわかりやすく6つの流れで」の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
NFT転売のリスク3つ

NFT転売は大きく稼げる可能性がある一方で、リスクもあります。
NFT転売のリスクは以下の3つです。
- リスク①:ニセモノのNFT作品がある
- リスク②:詐欺やハッキングの可能性がある
- リスク③:必ず価格が上がるとは限らない
それぞれ順番に見ていきましょう。
リスク①:ニセモノのNFT作品がある
1つ目のリスクは、NFT作品にはニセモノもある点です。
OpenSeaはあくまでもNFTのマーケットプレイスであり、データの真偽を見分ける機能はありません。デジタルデータさえ用意すれば、誰でもNFTを生成し、販売できます。
例えば、NFTを販売していないイラストレーターがいた場合、その方のイラストを盗作し、OpenSeaで販売することもできてしまいます。イラストだけでなく、音楽なども同様です。
OpenSeaではニセモノのNFTがかなり存在しているので注意が必要です。
ニセモノの作品を掴むリスクを減らすためには、自分で真偽を確かめて気をつけるしかありません。
以下のポイントに注意するとよいでしょう。
- コレクションの取引高を確認する
- NFT作品に公式マークがついているか確認する
- Discord・Twitterなどでプロジェクトの情報を収集する
たいていの場合、NFT作品には、公式SNSが紐付けられています。そこで、日常的に正しい情報を収集するのが重要です。OpenSeaに並んでいるからといって購入するのはNGです。
また、NFT作品の「青い公式マーク」や「コレクションの取引高」を確認することも、作品の真偽を判断するのに利用できます。

OpenSeaランキング上位の作品でもニセモノの可能性があるため注意が必要
たとえOpenSeaランキング上位の作品だとしても、ホンモノとは限りません。
- 有名プロジェクトのイラストを盗作したもの
- 巨額の資金を用意して価格操作をしているもの
上記のように判断がむずかしい部分が多々あります。
リスク②:詐欺やハッキングの可能性がある
NFT作品には、詐欺やハッキングを目的にしたものがあります。ウォレットに入っている資産をすべて抜かれる可能性があるので注意しましょう。
対策するには、詐欺・ハッキングの事例を知っておくことが重要です。
ここでは2つの例を紹介します。
- 詐欺NFTが送られてくる
- 詐欺サイトにウォレットを接続してしまう
それぞれ確認しておきましょう。
詐欺NFTが送られてくる
OpenSeaで詐欺NFTが送られてくる(エアドロップ)ことがあります。むやみに触るとウォレットがハッキングされるリスクが高いです。
対処法としては「何もしない」のがベスト。時間が経って自然と消えるのを待ちましょう。
詐欺サイトにウォレットを接続してしまう
サイトが正規のものであるか判断する前に、ウォレットを接続するとハッキングのリスクが高まります。
特に、
- 始まったばかりのプロジェクト
- 給付金やエアドロップを宣伝しているプロジェクト
は警戒していくべきです。
もちろんそういったプロジェクトがすべて詐欺というわけではありませが、信頼できるプロジェクトかどうかを判断してから、メタマスクを接続していきましょう。
また、すでにある有名プロジェクトの偽アカウント・HPを作成しているパターンもあります。
例えば日本最大のNFTコミュニティNinja DAOでは以下のツイートのとおりです。
詐欺に注意!手法シェアします。
— 🍺 ikehaya (@IHayato) September 14, 2022
・偽の公式アカウント作る
・誘導用の別アカ作る
・Ninja DAO参加者にリプ飛ばす
・公式を装った詐欺リンクへ誘導
という流れです。
リプも危険なのでご注意ください。。日本語対応してきやがっている。。。 pic.twitter.com/3doJFNSrgF
NFTの詐欺事例や対策方法については「メタマスクのハッキング対策!盗まれる原因と注意すべき5つのこと!」で詳しくまとめているのでぜひ参考にしてみてください。NFTやETHなどの資産を失う前に確認しておくのがおすすめです。
リスク③:必ず価格が上がるとは限らない
稼ぐコツの見出しで「インフルエンサーの動向をチェックする」と伝えました。しかしインフルエンサーの紹介するプロジェクトが、必ずしも価格が上がるとは限りません。
理由は以下の2つです。
- プロジェクトの内容を理解せず紹介している場合がある
- NFTプロジェクト自体の供給量が多く、買い手が少ない
それぞれ解説していきます。
プロジェクトの内容を理解せず紹介している場合がある
インフルエンサーは、NFTプロジェクトの内容をよく知らずに紹介することも十分あり得るので、注意しましょう。
宣伝・紹介することで金銭を受け取っている場合があります。その際、プロジェクトの良し悪しに関わらず、宣伝してしまうケースが多いです。
実際に、インフルエンサーが紹介したプロジェクトが詐欺だったという事例も過去にありました。
もちろん、十分に調査した上で発信しているインフルエンサーもいるので、そういった方の情報を追っていくとよいでしょう。とはいえ、盲信は危険です。
NFTプロジェクト自体の供給量が多く、買い手が少ない
現在、日本のウォレット数は1万ほどと推定されています。(2022年8月時点)
国内NFT購入者数推定(PFP系)
— 全力まん(NFT)🧬Zenryoku-man (@zenryoku_eth) August 25, 2022
🟣8000〜10500名🟣
着実に増えています🚀
👇国内発ジェネラティブ17コレクションから全Walletを抽出。Walletの重複を削除し、重複なしWallet数を算出。15,962walletから一人 1.5〜2 walletとして人数を計算 pic.twitter.com/5Y9EpUMesO
つまり、日本市場の買い手は1万人ほどしかいません。そのため、日本人向けのプロジェクトは売れ残る場合も目立ってきました。
売れ残ってしまうプロジェクトは人気がないと判断されてしまい、価格は下がることが多いです。インフルエンサーが紹介するものも例外ではありません。
まだまだ発展途上のNFT市場なので、価格だけを追いかけてしまうと危険と言えるでしょう。
余裕のある資金でNFTの売買を楽しむことをおすすめします。
まとめ:NFT転売の稼ぎ方と利益がでる仕組み

今回は、NFT転売が儲かる理由や仕組み、始め方について解説しました。
本記事の要点は以下のとおりです。
NFT転売が儲かる理由3つ
- 理由①:NFTの市場が拡大している
- 理由②:NFT作品は価格が上がりやすい
- 理由③:かんたんに転売できる
NFT転売の始め方【5つの手順】
- 手順①:コインチェックでイーサリアムを購入する
- 手順②:メタマスクにイーサリアムを送金する
- 手順③:OpenSeaに登録する
- 手順④:NFTを購入する
- 手順⑤:NFTを売却する
500円ほどで買ったNFTが数十万になる事例もあり、NFT転売で稼ぎたいなと思っている方も多いでしょう。これからNFT転売を始めてみたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
とはいえ、NFTの価格は必ずしも上がっていくわけではないので注意しましょう。
なお、NFTの買い方については「OpenSeaを使ったNFTの購入方法を解説!初心者でもわかる6つの流れ」で詳しくまとめているので、合わせて読むのがおすすめです。
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